絵画で見るギリシャ神話

ギリシャ神話の世界を絵画を通して見ていきます

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アフロディーテ(1):一枚の絵

ある日曜日。去年(つまり2000年)の暮れ辺り。図書館にでも行こうかっと子供連れてへろへろ行ったわけです。 図書館にはよく行く僕ですが、その日は、前日、飲み会があった日で頭はドロドロ状態。とてもじゃないけど字が詰まったのは読めっこない。というわけで、絵が多い本を選んで借りました。
「西洋絵画の主題物語:神話編」とかいう本でした。面白かったっす。で、そこで目を奪われたのが次の絵です。
tintoretto.jpg

ティントレット 「ビーナス、バルカン、マース」(1500年ごろ) Tintoretto, Jacopo Robusti ca.1550 "Venus, Vulcan and Mars"

色っぽいです。左から真ん中にかけて裸で淫らに横たわる女性は、誰なんでしょう? なんで、こんな格好で?

それはそれで良いとして、真ん中の男は何をしようとしているのか? まるで、女性のあそこの状態を確かめようとしているみたい。右のテーブルの下から顔を出してるヘルメットをかぶった男は?

この絵の作者はイタリアのルネサンス期のティントレットという人。全然聞いたことありませんでした。無教養丸出し(笑)。

右の女性は、アフロディーテ。恋の女神。ローマでの呼び名はウェヌス。英語のビーナスです。愛の女神。真ん中の男はヘパイストスという火と鍛冶の神。ローマではウラカヌス。英語ではバルカン。ややこしいよー(はんべそ)。で、右下で隠れているのがアルスという神様。ローマではマルス。英語はマースです。戦争の神様。

で、名前を一応押さえた上で、この3人の関係を見ましょう。まず、アフロディーテとヘパイストスは夫婦なのでした。アフロディーテは恋の女神で、そりゃあ超美人!! ですが、旦那のヘパイストスは、足はびっこらしいし、ブ男とあるしで、山奥の鉄工所のようなところで真面目に働く鍛冶屋だそうです。ヘパイストスはアフロディーテを妻にもてて実に嬉しいはずです。

が、アフロディーテはアルス(ヘルメット男)と浮気をする。もっとも、アフロディーテはアルスばかりでなく、あちこちいろんな男とヤリまくりますが。このアルスという軍神は、乱暴者として有名。大抵の神々の嫌われ者。だが、美人妻アフロディーテはアルスに惚れ込んでセックスしまくっちゃう。

・・・そう、この絵は、美しい人妻アフロディーテがヘルメット男のアルスと浮気をして、ドロドロのセックスを堪能しあった後に、寝取られ夫のヘパイストスがやってきたところの絵だったのです。

アルスは慌ててテーブルの下に隠れ、「やっべえ~」とか思って様子を見てる。ヘパイストスは、「な、なんだか、あやしいぞ~?」と証拠が一番残っていそうな場所、つまり愛する妻の股間を覗き込んでいるところ。白濁が見えていることでしょう。

で、アフロディーテは、激しいセックスの余韻に浸っているところを、旦那に踏み込まれ、驚いているところ。いや、違う感じ、なんとなく「そうよ、他の男と寝てたわよ。それが、何?」といっているような目つきをしてます。

左後方に寝ているエロス(ローマではクピド、英語ではキューピッド)は、性愛の象徴ですが、今はぐったりして眠っているよう。男女がお盛んになっているときは、周りでうるさそうに飛び回っている図柄が多いのですけどね。それがぐったりしているというのも、なかなかエロい(笑)。

3人の視線を追っていくと、一箇所に集中します。そうアフロディーテの股間です。画面では布に隠れて見えていないけど。

この絵のヘパイストスの気持ち、なんだか惹かれました(笑)。美しい愛する妻のあそこに溢れる他の男の証拠。ヘパイストスの目はよく見えないけど、心情が察せられる。アフロディーテの開き直っているような顔つき、「ほらこの通り、たくさん出してもらったのよ!」と見せびらかせているような表情も良い。

アフロディーテは、いろいろ遊んでくれます。彼女の生んだ子供たちもたぶん全員、夫以外の男たちの子供(笑)。ですが、ヘパイストスは「結局は、アフロディーテは俺のところに戻ってくる」と、妻の火遊びを寛大に許容していたらしい(別れたという説もあるけど)。
ともあれ、少しはまりました(笑)。実はアタクシ、こんなページ(アダルトコンテンツだよ、注意!)を運営しているので、なおさらでした(爆笑)。

以前はギリシャ神話というとごちゃごちゃしていて踏み込む気にならなかったのですが、このヘパイストスとアフロディーテという夫婦を中心に追っていくと面白かったです。さらに様々な絵画で描かれる主題のイメージもよく掴めるような気がしてきました。

そのようにして得られた知識を、自分なりに整理するのがこのウェッブページを立ち上げた目的です。「浮気な恋多き妻=アフロディーテ」。そう思うと、いろいろな妻たちが、神々しきアフロディーテに見えてきたりするから、あら不思議(笑)

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