絵画で見るギリシャ神話

ギリシャ神話の世界を絵画を通して見ていきます

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神話以外の話(1):覗き屋トム

全然ギリシャ神話と関係のない話題を一つ。まずは次の絵を。
collier8.jpg

コリエー 「ゴディバ夫人」

「覗き屋トム」と言う言葉があります。英語でPeeping Tom。英語で覗き屋のことをこのように言います。「ピーピング」は覗きの意味ですが、じゃあ、なんで「トム」なんだろう。

これには次のような由縁があるそうです。

11世紀頃のイギリス。カベントリという町での話。イギリスのちょうど真ん中辺りにある町らしい。 その町の領主がレオフリック(Leofric)という人でした。いやなヤツで町の民衆に多額の税金を課そうと考えます。それを聞いて怒ったのが、このレオフリック領主の若奥様。ゴディバ(Godvia)様といいます。けなげにも、こんなことを言ったのでした。

「そんな税金をかけたら町のみんながかわいそうですわ。やめてください。ホントにそんな税金をかけたら、アタシ、裸になって町を馬に乗って歩きますですわよ!!!」

で、このレオフリック、どうしたかと言うと税金上げちゃうんです(大笑)。 僕はその理由を考えました。

(1)本当に財政が苦しかった(奥様に嫌われてもしょうがないという火急の状態だった?)
(2)サディストだったので、美人奥様に対する羞恥責めの一つ(うふふ、イジメがいがあるぜってか?)
(3)露出する奥様を見て楽しむ「妻物好き」の嗜好があった(笑)

この絵のイメージからは(2)ですね。ともかく、増税を実施したレオフリック。言った手前、約束を必ず実行しなければならない民衆の味方のゴディバ奥様。ああ、お可哀想な若奥様!

民衆はゴディバ奥様に感謝しました。「ウヘヘ、ただで若奥様の裸を拝めるぜ・・・」って感謝だと思ったら大間違い。やっぱ、イギリス民衆はきまじめです。

「みんな、奥様が馬で町を歩くときは、家の中に閉じこもって、奥様を見ないようにしよーな!」

と、すこぶる正しい連帯ネットワークを張ります。

ところが、とある仕立屋のトム君! 好奇心には勝てないんですよ。俺と同じだ。ただ一人、奥様が裸で町を行くところを覗いてしまったのでした。

彼トムの見た光景が上掲の画像です。トム君、結局、町のみんなに袋叩きにされてしまいます。これもちょっとかわいそうですね。当然な好奇心だと思うのに。

ともあれ、そういった卑劣な人物という意味も込められての「ピーピング・トム」という言葉でした。

ちなみに高級チョコレートのゴディバ。ゴディバ夫人の絵がそのトレードマークになっていますね。どうしてチョコレートとゴディバ夫人が関係するんだろう・・・?
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